2020-06-24

まちなかブログ:旧石井県令邸

初夏の風が心地よい、6月20日(土)の午後。

盛岡市清水町の「旧石井県令邸」にて開催された、ガイドツアーに参加してきました🏠

【旧石井県令邸】

現在の県知事にあたる、第二代石井省一郎県令の私邸の洋館として、

明治18~19年に建設されました。

盛岡で最も古い本格的な煉瓦造の洋館で、全国的に見ても最初期のものです。

 

現在は、ギャラリーやイベントの会場として親しまれています。

 

今年は、新型コロナウィルス感染症の影響で、

9月までイベントがキャンセルになってしまった、との事。

そこで、「今の季節の県令邸もぜひ見ていただきたい!」と、

管理人様による、初の県令邸ガイド付きツアーが実施されました。

 

緑色のやさしい光が吹き込む窓、ずっと見惚れてしまいます。

3枚目は2階の一室。この部屋ではよくウェディングフォトの撮影が行われるそうです。

わー、いいな~ぁ✧

 

15時半すぎの光。

窓から差し込む光は、時間帯によっても変わります。

床に照らされた光と窓枠の影さえも、一つの作品のようです。

天井や床、各室の暖炉など、当時のまま保存されています。

暖炉まわりの装飾やタイルは、各室ごとで異なります。

こちらは金庫兼書斎として使われた一室。

奥の○は、書類を燃やすために使われていたそうです。

ここは屋根裏部屋。正面の円柱は煙突の筒です。

足を踏み入れた瞬間「ハイジの部屋だ!」と心の中で叫びました。(藁のベッドはないよ)

屋根裏のはしごを登ると、ご覧のように岩手山まで一望できます。

建設された当時(135年前)は、どんな見晴らしだったのでしょう

今回のガイドツアーでは、イベント時でも公開されない、半地下階の見学ができました!

まるで、ミステリーツアーです。

 

この階は主に厨房として使用されていました。

奥には、ワインセラーもありました。

洋館のまわりは、自然に囲まれています。

洋館を覆う蔦が、初夏の風にゆらゆら揺れていました。

ここから見る緑のグラデーションは圧巻!!

あまりの美しさに言葉が出ませんでした……

 

なお、明治時代に建設された県令邸ですが、震災の被害は殆ど受けなかったそうです。

改めて、この洋館の佇まい、頑丈さ、たくましさに圧倒されました。

 

ツアーは、オリジナルバッグとドリップ珈琲のお土産付き♪

またひとつ盛岡の歴史に触れることができた、貴重な20分間でした🌲

 

 

〈7/3 追記〉

第4回県令邸ガイドツアーの開催が決定しました‼

くわしくは下記よりご覧ください。

旧石井県令邸公式blog

 

 

 

 

 

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