まちなかブログ:旧石井県令邸
初夏の風が心地よい、6月20日(土)の午後。
盛岡市清水町の「旧石井県令邸」にて開催された、ガイドツアーに参加してきました🏠
【旧石井県令邸】
現在の県知事にあたる、第二代石井省一郎県令の私邸の洋館として、
明治18~19年に建設されました。
盛岡で最も古い本格的な煉瓦造の洋館で、全国的に見ても最初期のものです。
現在は、ギャラリーやイベントの会場として親しまれています。
今年は、新型コロナウィルス感染症の影響で、
9月までイベントがキャンセルになってしまった、との事。
そこで、「今の季節の県令邸もぜひ見ていただきたい!」と、
管理人様による、初の県令邸ガイド付きツアーが実施されました。
緑色のやさしい光が吹き込む窓、ずっと見惚れてしまいます。
3枚目は2階の一室。この部屋ではよくウェディングフォトの撮影が行われるそうです。
わー、いいな~ぁ✧
15時半すぎの光。
窓から差し込む光は、時間帯によっても変わります。
床に照らされた光と窓枠の影さえも、一つの作品のようです。
天井や床、各室の暖炉など、当時のまま保存されています。
暖炉まわりの装飾やタイルは、各室ごとで異なります。
こちらは金庫兼書斎として使われた一室。
奥の○は、書類を燃やすために使われていたそうです。
ここは屋根裏部屋。正面の円柱は煙突の筒です。
足を踏み入れた瞬間「ハイジの部屋だ!」と心の中で叫びました。(藁のベッドはないよ)
屋根裏のはしごを登ると、ご覧のように岩手山まで一望できます。
建設された当時(135年前)は、どんな見晴らしだったのでしょう
今回のガイドツアーでは、イベント時でも公開されない、半地下階の見学ができました!
まるで、ミステリーツアーです。
この階は主に厨房として使用されていました。
奥には、ワインセラーもありました。
洋館のまわりは、自然に囲まれています。
洋館を覆う蔦が、初夏の風にゆらゆら揺れていました。
ここから見る緑のグラデーションは圧巻!!
あまりの美しさに言葉が出ませんでした……
なお、明治時代に建設された県令邸ですが、震災の被害は殆ど受けなかったそうです。
改めて、この洋館の佇まい、頑丈さ、たくましさに圧倒されました。
ツアーは、オリジナルバッグとドリップ珈琲のお土産付き♪
またひとつ盛岡の歴史に触れることができた、貴重な20分間でした🌲
〈7/3 追記〉
第4回県令邸ガイドツアーの開催が決定しました‼
くわしくは下記よりご覧ください。